失敗しない保険相談窓口の選び方!見るべき5つのポイントと利用方法を伝授
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保険業法第3条に基づき、保険会社が新たに設立される際や、既存の保険会社が事業内容を変更する際には、内閣総理大臣(実際には金融庁長官がその権限を行使)の認可を受けなければなりません。下記のリンクから、内閣総理大臣の認可を受けた保険会社を確認する際は、金融庁ホームページの「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で確認ができます。
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監修者ファイナンシャルプランナー 木村秀幸
生命保険はファイナンシャルプランナーなど保険・人生設計のプロに相談することが大切ですが、相談者側も最低限の事前準備をしないといけません。
最適なプランを見極めるためにも自分の考えを整理しておき、一部で存在する相談者のメリットよりも売上・成績を優先する営業員に騙されないようにしてください。
これから保険相談する方に向けて、覚えておくと役立つポイントや上手な利用方法をまとめました。
保険相談の流れと必要書類
保険相談の流れは、相談先を決めて事前予約を取ることからスタートします。
難しいことではありませんが、保険相談は時間と労力を使いますし、相談先選びが重要です。
保険相談の予約を取る前に、まずは全体の流れと必要書類を理解しておきましょう。
誰に相談したらよい?
相談をする際に最も重要なのは“誰に相談をするか”です。
選択肢は大きく分けて複数社の保険を扱える保険ショップと保険会社の営業社員の2種類あります。
昨今は保険ショップが人気を高めていますが、保険会社の営業社員も他社商品の勉強をして豊富な知識を持つなど優秀な方がたくさんいます。
評判の良い所や目的を整理して、自分に合った相談先を選定しましょう。
自分がどんな保険を検討しているか明確に
今の保険契約の内容や状況を理解し、見直したい部分を明確におきましょう。
目的を整理しておかないと、営業員が販売したい商品のセールスをされるリスクが高まります。
また、既に加入中の保険内容を把握できていないと、重複した保障など無駄が多くなってしまいます。
新規で保険相談に行く際には、必ず現在の契約内容を確認する癖をつけておきましょう。
書類を準備する
書類の準備がなくても保険相談を受けることが可能です。
しかし、検討する商品にあわせて現在の保険の加入状況などがわかるものがあると、適切なアドバイスを受けることができます。
主な保険の必要書類は以下の通りです。
生命保険 | 現在加入中の保険証券・保障内容のお知らせ・例表等 |
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老後資金を貯めるための保険 | ねんきん定期便 |
火災保険 | 登記簿謄本・性能評価書等 |
自動車保険 | 車検証・免許証・現在加入中の保険の内容がわかるもの |
上記のような書類を事前に準備しておくとスムーズに相談ができるでしょう。
相談する際の注意点は?
保険相談をする際の注意点を確認しておきましょう。
セールスされることを覚悟しておく
保険販売を仕事にする相談先のスタッフには、当然成績があります。
そのため、自分にとって無駄な保険契約をしないことが重要です。
保険相談に行く際はなるべく家族も一緒に聞くようにして、その場の雰囲気で契約しないことを推奨します。
時間をしっかり確保する
保険商品は複雑な商品で、一つの商品を説明するだけで1時間以上かかることも。
10分程度の空いた時間ではしっかりとした相談をすることができないので、最低でも1時間程度、確保しておいた方がよいでしょう。
一度に多くの時間を確保できない場合は複数回に分けて相談します。
保険は長期間で高額の契約となることも多いので、しっかり検討してから契約しましょう。
相談前に決めておくこと
保険の契約内容を決めるための要素はたくさんあります。
全ての項目を相談して決めようとするといくら時間があっても足りないので、ある程度は事前に目処を立てておいた方がよいでしょう。
どんなリスクに備えるか
保険には様々な種類の商品があり、どんなリスクに備えたいかによって選ぶ商品が異なります。
避けたいリスクを明確にしておけば、営業員も要望にあった商品を紹介することができます。
逆に、リスクに対しての要望がないと、無用な保険の契約や特約を付けられることがあります。
掛け金の上限
保険は日々の生活費用を削ってまで契約するものではありません。
毎月の掛け金の上限金額を、あらかじめ決めておいた方がよいでしょう。
事前に決めておかないと保障や特約を付けすぎて、結果的に高い保険料を支払うことになりかねません。
おおよその必要保障額
遺族の支出額から収入を差し引いた金額で算出する必要保障額をあらかじめ決めておきましょう。
必要保障額の目安を決めておかないと曖昧な形で保険を検討してしまうことになります。
誰が被保険者となるか
誰が被保険者になるか明確にしておかないと、無用な保険契約に繋がってしまいます。
よくあるのが父親の保険相談に行ったにも関わらず、子供の保険を勧誘されて契約してしまうケースです。
本来の目的が父親に万が一あった場合の教育資金の確保であれば、子供を被保険者にする保険は目的外のはずです。
誰が受取人となるか
保険の受取人を誰にするかも、とても大切です。
特に子供が複数いる場合に特定の子を受取人に指定したことで、兄弟間で関係がぎくしゃくしてしまう場合があります。
誰に受け取ってもらうのがふさわしいかはよく考えておきましょう。
相談前に不要なこと
保険相談の前に決める必要がないものとはどのようなものがあるのでしょうか。
人生設計について
人生設計は無理に決める必要はありません。
保険は今後のライフイベントを見据えて契約するものですが、自分の将来の姿を想像するのは簡単なことではありません。
保険のプロは、様々な顧客が経験した苦労や客観的なデータに基づくアドバイスをしてくれます。
同じ保障分野の保険商品比較
一見同じような保障分野の商品でどんな差があり、どれくらいお得かというのは保険を契約する際に重要な要素です。
しかし、保険商品の比較は保険のプロが得意な分野なので、他社との比較は任せた方が無難です。
不安がある場合はセカンドオピニオンを受けるなどして、プロが提案する保険商品を比較検討するとよいでしょう。
相手のペースに飲み込まれない
保険ショップや保険会社の営業員が、常に最適な保険商品や保障プランを提案してくれるとは限りません。
保険の販売員は知識が豊富なうえ、巧みなセールストークで勧誘をしますので、ついつい相手の都合が良い方向へ話が進んでしまいがちです。
ここでは保険会社の話術に騙されないコツや利用方法をご紹介します。
保険相談窓口へ行く前に
保険の相談に行く時に相手のペースに飲み込まれないためには、どのような事前準備をしておけば良いのでしょうか。
相談の目的を明確に
一口に保険と言っても保障(補償)の内容は様々です。
何を目的に保険の相談に行ったのかをはっきりしておかないと、販売員が売りたい商品を説明されることになってしまいます。
保険の相談に行く時にはあらかじめ目的を明確にしておきましょう。
現在の契約内容をよく理解しておく
自分が契約している保険の内容が理解できていないと現在の保障内容と被っている保険を勧められても自分で気づくことができないため、不要な保険を契約する可能性が高くなります。
特に確認しておきたいのが特約です。
既に契約している保険の特約で広い範囲をカバーしていることもありますので、新たに保険契約をする場合は必ず今契約している保険の特約を確認しておきましょう。
保険相談当日の心構え
保険相談で相談員のペースに飲み込まれないためにはどうしたら良いのでしょうか。 当日の心構えをご紹介します。
少しでも疑問があったら気にせず質問する
どれだけ丁寧に説明してもらえるかは相談員によって差があります。
重要な項目については必ず説明するように義務付けられていますが、なかには必要最低限の説明で済ませるスタッフもいます。
理解できない箇所は疑問をはっきり伝えないと次々に説明が進んでしまい、気づいたら契約していたということになりかねません。
相手のペースに飲み込まれた勢いで不要な保険を契約してしまわないためにも、疑問点は必ず質問して解消するようにしましょう。
時間に余裕を持つ
保険相談にかかる時間は平均1~2時間ですが、当初予定していた時間に収まらないことがよくあります。
時間内に全てを決めようと焦らず、時間延長や日を改めて相談することも想定しておき、時間をかけて一つずつ納得する形で決めていくようにしてください。
即決を避け、冷静に判断
保険なんてどこで契約をしても大差が無い!と即決している人も多いのでは無いでしょうか。
保険はマイホーム購入に次ぐ、人生で2番目に大きい買い物と言われています。
ある程度の決断は必要ですが、保険契約は人生を左右するモノなので即決を避け、完全に腹落ちしてからハンコを押すようにしましょう。
保険は複雑な商品
保険は非常に複雑な仕組みで運用されています。保険や金融商品に精通している人でなければ話を少し聞いただけで商品の全てを理解することは難しいでしょう。
保険ショップや保険会社の販売員からの話は、その商品の良い面ばかりが強調されます。
しかし、商品には必ずメリットとデメリットがあり、こと保険に関しては両面がハッキリと出ます。
説明を聞いて「いいな!」と思う商品があった場合でも、一度冷静に考えてみて疑問点や不安点が無いか考え、もし気になる点があれば完全に解決する必要があります。
冷静に判断するためにも、一度持ち帰って検討することを推奨します。
一度持ち帰ることの最大の効果は“冷静にその商品を考え直せる”こと。
保険に限らず説明を聞いた直後はすごくいい商品に見えても、一度持ち帰って冷静になると特に必要のないものを契約しようとしていたというのはよくあることです。
家族へ相談をする
一度持ち帰った際には必ず家族にも相談をするようにしましょう。
生命保険は遺された家族のために契約する商品です。受取人となる家族にも必ず説明してから契約することが大切です。
即決を勧める販売員に注意
持ち帰って相談したいと言うと即決することを求めてくる相談員もいますが、このような人はあまり信用しない方が良いでしょう。
保険商品は基本的に売り切れることがないので、焦って契約をする必要はありません。
顧客が一度考えたいと申し出ているにも関わらず、即決を求める相談員は顧客の利益を優先しているとは思えません。
紹介している商品も保険会社からの報酬比率が高い商品を勧められていることが考えられますので注意して下さい。
相談員はセールスのプロ
相談員は保険のプロであるのと同時にセールスのプロです。
巧みな話術で冷静な判断ができなくなってしまうことがあるので、冷静になるためにも即決せずに持ち帰ってゆっくり検討するようにしましょう。
セカンドオピニオンの検討
保険相談で失敗するリスクを下げるには、セカンドオピニオンの利用がおすすめです。
セカンドオピニオンに意見を求めることでどのような効果があるのでしょうか。
セカンドオピニオンの存在価値
セカンドオピニオンとは第三者の意見を求めることや意見自体のことを指し、主に医療の分野でよく用いられる言葉です。
医療の世界では一人の医者の判断で命に関わることを委ねることは危険であり、一般の人では医者の発言の確かさを確認するのは難しいとの考え方からセカンドオピニオンの重要性が説かれています。
“複数の意見を参考にした方が、より正しい選択をできる”という点においては、生命保険に代表される金融商品も同じです。
セカンドオピニオンで重要なこと
セカンドオピニオンを求める時に確認したいことは「当事者では無い第三者である」、「専門的な知識を持っている」の2点です。
生命保険契約の多くは総額1,000万円以上を支払う大きな買い物です。
人生を左右する大きな買い物ですので、プロの目線を持ち、客観的なアドバイスができるセカンドオピニオンが必要となります。
セカンドオピニオンの相談先は、主に次の3パターンです。
保険に詳しい友人
保険に詳しい友人がいる場合はセカンドオピニオンとして聞いてみると良いでしょう。保険会社に勤めているのが理想ですが、銀行等にお勤めの方も窓販で保険商品を販売するなどして詳しい方が多いです。
しかし、金融機関に勤めている方も全ての保険に詳しいわけではありません。
特に保険は商品の内容が豊富なので、たとえ保険会社に勤めていたとしてもあなたが聞きたい商品に詳しいとは限りません。
本当にその商品に詳しいかどうかは見極めながら意見を聞くようにしましょう。
他の代理店や保険相談窓口
別の代理店や保険ショップで相談してみるのも一つの手段です。
しかし、「このような商品を勧められたがどう思いますか?」と聞くと「うちも同じ(似ている)商品がありますよ」と営業をされてしまうので、セカンドオピニオンとしては機能しません。
セカンドオピニオンとして利用する場合には「このようなリスクに備える保険は無いか」、「自分の家族構成や年齢でオススメの保険は無いか」と新規相談の設定で話したほうが良いでしょう。
このような聞き方で、同じような保険商品を勧めてくるようであれば、ご自身にあった保険である可能性が高いと言えます。
独立系のFP
独立系のFPは金融機関に属さずにライフプランの相談に応じることを仕事としている人です。
FPの特徴は「商品」から入るのではなく、「人生」から逆算して商品に落とし込んでいく考え方をすることです。
保険販売ではなく、有料相談による相談料を収入源にしている独立系のFPは、必ず相談者にとって有益なアドバイスをしてくれます。
大切なのは冷静に時間をかけて判断すること
ここまで保険相談のポイントや上手な利用方法を幅広く紹介してきましたが、大切なのは焦らずに納得する形で保険会社や保障プランを決めることです。
少しでも引っかかることがあれば一度冷静になり、時間をかけて納得するまで確認しましょう。
納得した場合でも実際には相談員のセールスに惑わされている場合があります。
その場の勢いに身を任せず、生命保険は数千万円単位のお金が動く重要な買い物であることを理解して、慎重に時間をかけながら検討することが大切です。