生活習慣に起因する三大疾病への備えと保険の活用法
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保険業法第3条に基づき、保険会社が新たに設立される際や、既存の保険会社が事業内容を変更する際には、内閣総理大臣(実際には金融庁長官がその権限を行使)の認可を受けなければなりません。下記のリンクから、内閣総理大臣の認可を受けた保険会社を確認する際は、金融庁ホームページの「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で確認ができます。
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監修者ファイナンシャルプランナー 木村秀幸
三大疾病に対するリスクを認識し、その対策を検討することが大切です。近年、これらの病気への関心が高まり、多くの方が将来のリスクに備えています。特に、生活習慣や健康状態に応じた保障内容を見直すことが、長期的な安心につながります。
次に、三大疾病に対応した保険特約の具体的な内容について詳しく見ていきましょう。
三大疾病とは
三大疾病とは「がん・急性心筋梗塞・脳卒中」の3つのことを指し、日本人がかかりやすい病気と言われています。
これらは普段の生活習慣が原因で病気が発症し、主な要因としては偏った食生活・運動不足・喫煙などが挙げられます。
昔に比べるとライフスタイル、特に食生活が欧米化したことから、三大疾病を発症する人が増加しているのです。
いずれも日本人の死因上位の病気で、死因の半数以上を占めている怖い病気です。
また、治療期間も他の病気に比べると長くなるため、医療費も高額にかかることが多いと言われています。
よって、三大疾病になった場合に備えた内容の保険商品を選ぶ人が年々増えているのです。
三代疾病保険特約の特徴
三大疾病保険特約は、がん、急性心筋梗塞、脳卒中と診断されて所定の状態になったときに、あらかじめ決められた保険金を受け取ることができる保険です。
三大疾病は死亡率が高い病気で、治療も長期間かかることが多いため、高額な医療費が必要になります。
三大疾病保険特約の保険金を受け取ることができるのは、三大疾病全て含めて1回限りである場合と、無制限で受け取れる場合があります。
仮に無制限の場合でも、一度保険金を受け取ったらそこからしばらくは受け取れないというような制限があることもありますので、様々な商品を比較して選ぶようにしましょう。
また“所定の状態”の定義も商品によって異なりますので、加入の際は細かく確認しましょう。
三大疾病保険特約を付けるべき人
テレビCM等で良く目にする「三大疾病保険特約」ですが、どのようなケースで利用すべきなのでしょうか。
具体的には、以下の方に推奨したい保障内容となっています。
治療費の保障を手厚くしたい
一生涯の死亡保障が必要な場合は「終身保険」を選ぶでしょう。
その場合の保障内容は死亡時か高度障害状態に限定されるのが一般的です。
その点、三大疾病特約をつけておくと、死亡や高度障害状態以外にも三大疾病の所定の状態まで保障してくれますので、治療費や入院費に充てたいという人にはぴったりですね。
ただし、三大疾病になってお金を受け取った場合は死亡時の「死亡保険金は受け取ることができない」ということはあらかじめ押さえておきましょう。
がん以外の病気にも備えたい
テレビコマーシャルなどで「がん保険」という言葉をよく聞くと思います。その名の通り、がんの保障のみを備えた保険で、三代疾病保険より保険料は割安です。
ただし、がん以外の三大疾病にも備えたいという人は多少保険料が高くなっても三大疾病保険を選ぶ方が安心です。 それぞれメリットとデメリットがありますので、自分にあった保険を契約するようにしましょう。