生活習慣病入院特約を検討する際に確認すべきこと

健康への意識と併せて検討したい生活習慣病入院特約
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監修者
ファイナンシャルプランナー 木村秀幸

生活習慣病は、不適切な生活習慣やストレスが原因となる病気で、中年期以降に発症リスクが高まるため、多くの人にとって他人事ではありません。五大生活習慣病や七大生活習慣病に備えるための特約が用意されていますが、どのような保障が得られるのか、また加入のタイミングについてしっかりと理解しておくことが重要です。
まずは、自身の健康状態や家族の病歴を考慮しながら、特約の必要性を検討してみましょう。

生活習慣病入院特約について

中年期にさしかかっている方は要チェック!

生活習慣病入院特約とは、五大生活習慣病(がん・脳血管疾患・心疾患・高血圧性疾患・糖尿病)で入院したときに、給付金が受け取れる特約を指します。

昨今は七大生活習慣病特約というものもあり、上記の五大生活習慣病に肝硬変、慢性腎不全を加えたもののことを言います。

他人事ではない?生活習慣病とは

生活習慣病とは「不適切な食生活、運動不足、喫煙等で起こる病気」と厚生労働省が定義付けており、長年にわたる悪い生活習慣によって引き起こされる病気のことです。

参考 厚生労働省「e-ヘルスネット:生活習慣病」

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/metabolic/ym-040.html

生活習慣病として挙げられる病気には、「がん」「心臓病」「脳卒中」「糖尿病」「高血圧」等が挙げられます。
これらの病気は、以前は年齢の増加とともに発症すると考えられていたために「成人病」と呼ばれていた時期もあります。
これらの病気は生活習慣の悪さだけでなく、ストレスなどが起因することも多いので、誰にでも発症する可能性がある病気と言えます。

生活習慣病特約

前述した病気の診断を受けた・入院した場合、医療保険の入院給付金に追加して支払われます。
「がん・急性心筋梗塞・脳卒中」は日本人の死因の半分以上を占めており、入院が長期化することも多い病気です。
入院期間が長いということは、医療費の負担も多くなりますので、当然家計への負担が大きくなってしまいます。
したがって、起こり得る可能性が高い病気への保障を手厚くすることで、これら生活習慣病で入院した場合のリスク回避へと繋がるのです。

対象の病気

対象の病気 保障内容の例
五大生活習慣病 五大生活習慣病 がん、脳血管疾患、心疾患、高血圧性疾患、糖尿病 入院日数に応じて保険金が支払われる
七大生活習慣病 七大生活習慣病 がん、脳血管疾患、心疾患、高血圧性疾患、糖尿病、肝硬変、慢性腎不全 入院日数に応じて保険金が支払われる

生活習慣病特約を付加すべき人は?

生活習慣病は生活習慣の影響が大きいですが、中にはそれだけではなく、遺伝が関係すると考えられている病気もあります。

身近な家系の人に生活習慣病にかかった経歴があれば、特約を付加することを検討しても良いでしょう。
また、40歳代以降は病気やケガのリスクが大きく高まりますので、それまでの保障内容ではカバーできなくなる可能性が生じます。

これらに当てはまる人で、新規で保険加入を検討している又は契約の見直しを検討しているという方は、生活習慣病特約を付加することを考えてみても良いかもしれません。

特約を付加する前に

保険に頼りすぎない!健康的な生活でリスク回避を

将来を見据えて保険加入・特約付加を検討することは大切なリスク管理です。
しかしながら、保険があるからと言って不摂生な生活を続けてしまっては本末転倒…

病気にならないようまずは普段から生活習慣に気をつけ、保険はあくまでもリスクを回避する・安心するための補完的な役割であることを意識しましょう。

「不摂生な生活を送っているな…」
と実感のある人は、保険契約にあわせて生活習慣の見直しを行ってみてはいかがでしょうか。

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