生命保険に付けられる特約の選び方と幅広い活用方法
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保険業法第3条に基づき、保険会社が新たに設立される際や、既存の保険会社が事業内容を変更する際には、内閣総理大臣(実際には金融庁長官がその権限を行使)の認可を受けなければなりません。下記のリンクから、内閣総理大臣の認可を受けた保険会社を確認する際は、金融庁ホームページの「免許・許可・登録等を受けている業者一覧」で確認ができます。
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監修者ファイナンシャルプランナー 木村秀幸
生命保険には基本的な保障に加えて、特約を付けることで保障の幅を広げることが可能です。特約にはさまざまな種類があり、それぞれ異なるリスクや状況に対応しています。
例えば、収入保障特約や三大疾病特約など、特定のリスクに備えるものが多くありますが、どの特約を選ぶかは個々のニーズに大きく依存します。
ここでは、一般的な特約についてその特徴を確認しながら、適切な選択をするためのポイントを押さえていきます。
特約の種類と特徴について
生命保険を語るうえで重要な「特約」。
その種類は100以上とも言われ、保険会社は特約の付加により保険商品に特徴をつけています。
特約の種類を正しく理解することで、ピンポイントな要求を満たせるため“痒いところに手が届く”適切な保障をつけることが可能なのです。
外資系の保険会社は一般的に特約が少ない傾向がありますが、日本の保険会社は特約の内容がとても充実しています。様々な保険に加入しなくても特約を上手に組み合わせることで、幅広いリスクに備えることができるのです。
当サイトでは、多くの保険会社で採用されている一般的な特約を紹介します。
定期保険特約
定期保険特約は主契約に加え、一定期間(例えば、子育ての10年間)だけ死亡保障を手厚くしたい場合に役立ちます。
掛け捨て型となりますので、貯蓄性はありませんが、期間により満了するタイプと年齢により満了するタイプがあります。
定期保険特約を詳しく収入保障特約
病気や怪我で仕事ができなくなり、収入が無くなったしまった場合にお給料のように毎月保険金を受け取ることができる特約です。
収入保障保険を単体で契約するよりも特約で付加したほうが割安の保険料で加入できるケースもありますので、収入保障保険を検討されている方は特約による付加を検討してみても良いでしょう。
三大疾病特約
がん・急性心筋梗塞・脳卒中と診断された場合に保険金を受け取ることができる特約です。
日本人の死因上位である病気に対しての保障を厚くすることで病気になった場合の経済的な支えとなります。
災害死亡割増特約
災害や特定感染症で死亡した場合に保険金が割増で支払われる特約です。
災害は病気による死亡よりもリスクが低いと言われていますが、年齢等に関係なく誰にでも起こり得るリスクですので、保険料増分が年代により変わらないことも特徴です。
傷害特約
事故により、身体障害状態になった場合に保険金が支払われる特約です。
災害割増特約と保障している範囲は似ていますが、災害割増特約よりも保障範囲が広く、保険料も割高な特約です。
災害入院特約
災害や事故で入院した場合に保険金を受け取ることができる特約です。
医療技術の発展により、入院が短期化しているため短期入院に対応できるタイプが主流になってきています。
疾病入院特約
病気で入院した際に入院給付金を受け取ることができる特約です。
災害入院特約や手術特約とあわせて契約しておくことで保障の範囲が広がります。
手術特約
病気や怪我で手術を受けた際に手術給付金を受け取ることができる特約です。
高額の医療費がかかる手術に対する給付金を受け取ることができるため、経済的な不安を抱えることなく治療に専念することができます。
ただし、給付金が受け取ることができる手術は保険会社により異なりますので注意も必要です。
通院特約
通院により医療費がかかった時に保険金を受け取ることができる特約です。
近年は入院が短期化しているため、ニーズも高まっています。
健康保険組合から支給される傷病手当金と重複するケースも多いですが、社会保障が手薄な自営業の方にはお奨めの特約です。
先進医療特約
厚生労働省が定める先進医療を受けた場合、全額自己負担での治療となっています。
保険外診療である、先進医療を受けた場合に保険金を受け取ることができるのが先進医療特約です。
生活習慣病入院特約
がん、脳血管疾患、心疾患、高血圧性疾患、糖尿病等の生活習慣病で入院した時に保険金を受け取ることができる特約です。
生活習慣病は日本人の死因の半分以上を占めており、だれでもかかる可能性がある病気なので、特約をつけて保障を厚くしておくことを検討してみても良いでしょう。
女性疾病入院特約
乳がんや卵巣がん、乳腺症等、女性特有の病気で入院した時に保険金が上乗せされる特約です。
女性なら誰でも女性特有の病気になる可能性はありますので、女性の方はつけておくと安心できる特約です。
特定損傷特約
事故から180日以内に骨折・間接脱臼・腱の断裂等、特定の損傷が発生した際に保険金を受け取ることができる特約です。
怪我をする可能性があるスポーツをしている方やアクティブな趣味を持っている方は検討してみても良いでしょう。
リビングニーズ特約
医師から余命6ヶ月以内と判断された際に、死亡前に死亡保険金を受け取ることができる特約です。
リビングニーズ特約は追加の保険料がかかることはありませんので、基本的にデメリットは無く、付加しておいて問題ない特約です。
払込免除特約
三大疾病や身体障害、要介護状態になった時に保険料の払込が免除される特約です。
ただし、約款所定の状態にならないと保険料の払込が免除されませんので、約款の内容をよく確認して特約を付加したほうが良いでしょう。
自分に合った特約を見つけよう
保険契約を検討するうえで、特約はとても重要な存在です。
色々な保険を契約するよりも同じような保障内容であれば、特約を付けた方が、複数の保険商品を契約する必要が無いため、管理や見直しがしやすいというメリットもあります。
しかし、特約の内容や保険料をよく理解せずに特約をたくさん付けてしまうと無駄な保険料を支払うことにも繋がってしまいますので、自分にあった保険を契約するためにも各種特約についてしっかり理解しておきましょう。